食事や会話をしていないときにも、上下の歯を無意識に接触させ続けてしまう癖のことです。
歯が接触するタイミングは、会話、咀嚼(食べ物を嚙むこと)、嚥下(食べ物やつばを飲みこむ)の3つのタイミングで起こります。
従って、1日の中で上下の歯が接触する時間は意外と短く、約20分と言われています。
それ以外は実は上下の歯は隙間が2~3mm開いていなければいけません。
もちろん、口をぽかんと開けるのではなく上下の唇が軽く接触して、歯は接触しないのが理想です。
ところがTCHがあると、仕事中やスマートフォンを見ているとき、緊張や集中をしている場面などで、知らないうちに歯を軽く噛み合わせた状態が長時間続いてしまいます。
この「軽く噛んでいるだけ」の状態でも、長時間続くことで歯や顎、筋肉に大きな負担がかかります。
その結果、
- 顎がだるい、痛い
- 口を開けにくい
- 頭痛や肩こり
- 歯がしみる、すり減る
- 詰め物や被せ物が外れやすい
などの症状が現れることがあります。
歯ぎしりや食いしばりとは異なり、音や強い力が出ないため、本人が気づきにくいのが特徴です。
TCHの改善には、まず「歯は普段離れているのが正常」だと知ることが大切です。
気づいたときに「歯を離す、唇を軽く閉じる、舌を上あごに置く」といった意識づけを繰り返すことで、少しずつ癖は改善していきます。
顎や歯の不調が続く場合は、歯科医院で相談することで、原因の確認や適切なアドバイスを受けることができます。
TCHは早めに気づき、対処することで、将来的なトラブルを防ぐことができる習慣です。