入れ歯の種類
入れ歯は金属や医療用プラスチックで作成された仮の歯です。部分的になくなった歯や、すべての歯を失った場合に用いられます。歯を失うと言葉をはっきりと発音しにくくなります。また、歯がない状態を放っておくと歯がないところに隣の歯やかみ合うべき歯が動いてしまい、かみ合わせが悪くなることもあります。
入れ歯は噛む機能を補完する重要な役割を果たします。
欠損した歯や歯茎の部分を補うことで、食事の質を向上させることができます。さらに、正しいかみ合わせを実現することで、消化機能の改善や全身の健康維持にもつながります。
入れ歯の適切なケアの方法を知り、快適で健康な生活を送るための一助として活用しましょう。
①総入れ歯(総義歯)
②部分入れ歯(局部義歯)
入れ歯(義歯)のお手入れの仕方
①食後や就寝前にはしっかりと外して洗浄しましょう
口腔内には多くの細菌が存在しています。入れ歯を使用していると汚れや細菌が付着するので、それらを取り除く必要があります。なので、食後や就寝前には必ず洗浄するようにしましょう。
②強い衝撃や力を与えないようにしましょう
入れ歯は強い衝撃を与えることで割れてしまうことがあります。特に洗浄中は滑って落としてしまうことが多いので、洗面器に水を張りそのうえで洗浄するなど、丁寧に取り扱ってください。また入れ歯を付ける際に噛みこんで入れてしまうことも変形の原因になりますので、指で最後まで押してつけるようにしましょう。
③熱いお湯や歯磨き粉は使用しないようにしましょう
プラスチック部分は高温に弱く、変形の原因になってしまいます。また、歯磨き粉には研磨剤が含まれているため傷がつき、そこに細菌が付着してしまいます。入れ歯は流水下でしっかりと洗浄するようにしましょう。
④ご自身で調節はしないようにしましょう
もし入れ歯が合わなくなっても、ご自身で引っ掛ける部分を曲げたり、削ったりしないようにしましょう。合わなくなった際は歯医者さんに行って見てもらうようにしましょう。
⑤洗浄剤を活用しで清潔に保つようにしましょう
入れ歯の洗浄剤には、除菌効果・脱臭効果・漂白効果・汚れ分解効果・歯石予防効果など様々な効果があります。一日一回、就寝前などに洗浄剤につけておくことで清潔な状態を保つことができます。
⑥残っているご自身の歯もしっかりと磨きましょう
入れ歯だけではなく残っているご自身の歯もしっかりと磨いて大切にしましょう。